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踏み潰さないで。 

虫はほんとに苦手。だからっていなくなれとは思わない。
地を這う虫 (文春文庫)地を這う虫 (文春文庫)
(1999/05)
高村 薫

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高村さんの短編作品集です。
この短編集をはじめて手に取ったのは6年ほど前だったはず。
高村さんというと、重厚な長編小説が多いように思う方も多いのではないかと思いますが
結構短編も書いていらっしゃるのですよ。

また、たらたらと書きたいので(馬鹿
よろしければこの先へどうぞ。













この短編集に出てくる各主人公たちは全員が元刑事。
定年まで勤め上げた人もいれば、理由があって離れた人もいる。

表題作の「地を這う虫」
警察をやめた主人公はどこか厭世的な顔を見せる人で、
倉庫や夜間の警備員として働いている四十路。
自分なりのルールがあり、それを順守しており、歩く道から日々の行動全てに決まりごとがある。
そんな主人公がひょんなことから、事件に出くわし、首を突っ込むことになるお話なのだけれども。



事件が起き、警察に職質のようなものを受けた主人公が
ジブンが事件現場周辺の人にどう見られているかを初めて知り、怒りと憤りから身震いをする。
その後に、この人が刑事時代と変わらぬ習性を持ち続けてきたり
ひとつのことに徹底的にこだわってしまうきっかけを作った理由の説明が続くのだけれど


この説明と心情が、(職質をされたとかそういうことではなくて。)
種類は違うものの似たような経験を度々している私には、ストンと腑に落ちる。
自分のバランスを保つ為に、そうしか出来なくなるんですよねえ。
作者の高村さんも経験したことあるんだろうなと思うほど、的確なような気がする。



「世間がどんなものかをいやというほど見せつけられてきた末に、
 やっと辿り着いた自分の生き方は、実のところ、
 今の省三を支えている唯一の確かな人生のリズムだったのだが、
 それを『気持ち悪い』の一言で片付けられたら、
 この身一つの置き場がないような気分にもなるというものだ。

 しかしまた、そんな雑音一つで
 自分の生活パターンを変えるほどの柔軟性も素直さもなく 」



苦笑するしかない。なんて似ているんだろう。頑迷なジブン。
違いは、その「雑音」に激しく反応してしまうトコロぐらいだろうか。
主人公がラストで苦笑いしつつも
そんなジブンを受け止めているのを読むと、ほっとして。


事件の謎解きだの犯人だのということより、この主人公を読む作品。
というか、この短編集全てがそんな作品だったりします。





この中の短編集の中からもう一作品 「父が来た道」
これはドラマ化もされました。見た見た見た、忘れられないっちゅーの。
何年前かと検索してみたところ、もう8年も前の作品だったようで。
原作の話の軸以外を、かなりいじってある作品だけれど、これは良かった。
私は基本的に原作ブレイカーな作品は拒否感を示してしまうのだけれど
これはアリにしたい。うん。


主人公の慎一郎は阿部寛さん。
一回り以上、歳上の相手・清子役に余貴美子さん。
恋人というより、言葉のいらない関係というのが正しいのか。
うん、貴方を、オマエを分かっているよ、いたいよ、みたいな。

これね、映像化して売っているなら私絶対買います。ハイ。
余さんがね、いいんです。ほんとに。



原作の内容は恋愛モノなんてモノじゃないのだけれど
ドラマの軸を、慎一郎と清子や、原作にはない登場人物が隠してきた切ない気持ちに
かなり移してあるような作品になってましたねえ。
こういうのはどうも好かないハズなのに、余さんが全てカバーしたとしか思えない(笑)
もちろん、阿部さんもすっごい良かったんですよー・・・
年上の清子に甘える阿部さんが、あんなにストレートで可愛いと最高ですのよん。

なんて原作の話から離れている気がアリアリですが
原作の勧善懲悪でない感じが好きなのです。
どんなモノにせよ、何かの強さに人は魅入られるものなのかもなあと。
その魅せているものが、「アク」か「悪」かは難しいところですが。




と、まあ相も変わらず長いこと。
先日ちらりと書いたように
恐らく溜まりに溜まった感情があるということかなーと。




ひとまず私がどんなテーマにしろ、たらたらと長く書いている時は
好き過ぎて止まらないケースや
どうにもこうにも簡潔にまとめられなくて右往左往していたり
吐き出したい感情が溢れている時でございまする。


文字にして、外から自分を見てみましょ

そんな気持ちで綴っているケースが多いので
その気持ちを分かって欲しいとは言わないまでも
そんな人もいるんですよ、ぐらいは分かってもらえたらと。









[ 2013/03/25 ] 未分類 | トラックバック(-) | コメント(-)
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Author:こまめ

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